川をのぞむ家

川をのぞむ家

川をのぞむ家

主要用途:専用住宅
構造:木造
規模:地上2階
建築面積:108.64m2
延べ面積:106.19m2
竣工:2018年

構造設計:石山建築研究所
施工:大坊建設
撮影:中野淳


>kaffe tyst(公式サイト)

むつ市内に建つ住宅です。敷地の北側は古くからある閑静な住宅地、南側は穏やかな流れの河川に面しています。建主の希望は、川を眺めながら仕事や生活ができる環境と祖父母から譲り受けた築120年の古民家の材料をできる限り再利用したいというものでした。

この住宅は南北の二つの空間から構成されます。


南は柱、梁に古材を再利用した真壁造りとし、土間、広間などの多目的に利用可能な部屋を配しています。各部屋は建具によって間仕切られており、続き間として必要に応じて空間を使い分けることができます。垂木などの構造材を現しとし、古い材料と新しい材料が出会う構造材と仕上げが一体化する空間を目指しました。


北側は台所、風呂、トイレなどの水廻りを配した大壁造りの空間としています。天井高を抑えコンパクトで使い勝手のよい空間となっています。


建物内部は全て建主による塗装仕上げとなっています。住まわれてからも、もの作りが好きな建主により日々内装がアップデートされています。訪れる度に違った表情を見せてくれます。


建主の祖父母の歴史が刻まれた古材を引き継ぎ、新しい生活とともに新たな歴史が刻まれていきます。


SOY source 建築設計事務所 | SOY source architects
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