横長窓

横長窓

横長窓

所在地:宮城県亘理郡
主要用途:専用住宅
構造:木造
規模:地上2階
建築面積:55.89m2
延べ面積:110.96m2
竣工:2017年

構造設計:石山建築研究所
照明コンサルタント:梅田かおり
Lighting Design Studio LUME)
施工:共栄ハウジング
撮影:越後谷出

宮城県南のJR線の駅に近い静かな住宅街に建つ住宅である。敷地の西側には里山が広がり、東側、南側はここ数年に開発された宅地にハウスメーカーの住宅が立ち並んでいる。道路を挟んだ北側には将来の店舗計画地として施主が所有する土地がある。

周辺環境は比較的住宅が建て込んでおり、南北に狭い敷地でプライバシーを確保しつつ、採光を得るのは困難な状況だった。加えて、施主の要望は室内で周辺の住宅地をできるだけ感じたくないというものであった。


この環境を克服しつつ、いかに自然光を室内に導き、季節や時間の変化を感じることができる住宅が設計できるか、そんな視点から計画が始まった。結果として2階のリビングに帯状の窓を設置し、日中の明るさとプライバシーを確保しつつ、太陽の動きに合わせて時間の変化を感じることができる空間をイメージした。キッチンやユーティリティースペースはコア内に収め、施主の嗜好もありミニマルな白い空間が広がる家族スペースが出来上がった。


外観は、敷地の形状から軒が出せない状況であったため、白い板金仕上げとし、枠の見付面積が小さい木製サッシの開口部が外壁面と同面に配置される。2階の帯状の窓は付加断熱による壁の厚みを利用して外壁から15cm程度掘り下げた位置に設置し、上下に分断したボリュームを強調する意匠となっている。この窓は暗くなって帰宅する家族を迎え入れるように、周辺の住宅より一段高い位置に周り、特に夜は目印のように周囲を照らし出している。


建物が完成した後、施主が所有する「アーティチョーク」やミッドセンチュリーの北欧家具が配置され、イメージするクリーンな白い理想の住まいが完成した。


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